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宮城県石巻市の万石浦はホタテの貝殻に縄を通して牡蠣の稚貝を養殖する延縄式垂下式養殖発祥の地で、稚貝を生きたまま遠くまで運べるようになりました。
日本国内で牡蠣というと広島等が思い浮かびますが稚貝は万石浦産です。
1930年代からヨーロッパやアメリカ等にも稚貝が盛んに輸出され、世界の食用牡蠣の80%は石巻の万石浦をルーツとしています。
最初に養殖を始めた宮城新昌は沖縄県出身ですが、ハワイからアメリカ本土ワシントン州にわたり、アメリカでの牡蠣の人気を肌で感じ牡蠣養殖の将来性に目をつけました。
万石浦は北上川からのミネラルに溢れる汽水湖で、牡蠣の養殖に最適なのです。
こうした養殖業も、津波で壊滅的になりましたが、この4年の月日をへて、息を吹き返してきました。
私達にできる事は、こうした街に出かけ地産のものを買ったり食してあげること、声をかけてあげることが大きな力になると思います。
遠くに出かけなくても、近郊の地域イベントでこうした復興を応援する催しがあります。
他人事とかたずけないで、少し興味を持って足を運んであげるのも良い事と思います。