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カーネーション(学名Dianthus caryophyllus)の原産地は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸地域といわれています。
17世紀頃には原産地に近いイギリスやオランダで、園芸愛好家達により300種以上の品種が栽培されていました。
現在の栽培されている品種は、19世紀中頃にフランスで育種されたものが起源とされています。
日本には江戸時代初期以前から輸入され、書物に著されており、現在では、キク、バラと並び、切り花の3大品目となっています。
世界的に人気が高い品目で、大輪の一輪咲きの「スタンダードタイプ」と、中小輪が多輪咲く「スプレータイプ」があります。
花形は検弁咲き、丸弁咲き、スター咲き、ダイアンサス咲きなど、また花色は白、ピンク、赤、紫、オレンジ、黄系、複色など、非常に多彩な品種があります。
ハワイには1800年代半ばにニュー・イングランドの宣教師達によって持ち込まれました。
ハワイ名は「ポニ・モイ(Poni-Mo`i)」で、これは戴冠式という意味です。
一説によると、カメハメハ大王が「Coronation(戴冠式)」と、彼の好きだった花「Carnation(カーネーション)」を混同してしまい、この名前になったということです。