Pua Mae ‘Ole Hula Studio | 日記 | 減揺装置

船や飛行機、バスなど乗り物に乗ったときは乗り物酔いが心配です。

船の場合は、ローリングという横揺れ、ピッチングという縦揺れ、ヨーイングという船首が左右にぶれる揺れの複合で特に酔い易くなります。

横揺れを減少させるための装置は左右の水タンクの水を移動させるアンチローリングタンク、船の横腹に翼を付けて揚力で相殺させるフィンスタビライザーがあります。

アンチローリングタンクは時々来る波の周波数の変化に追随できませんし、フィンスタビライザーは高速で航行していないと効果を発揮できません。

停船時も航行時も減揺効果を発揮できるのはハイブリッド式で錘に相当する可動枡をモーターで移動させるもので、海洋研究船「みらい」に採用されいます。

今回乗船したダイヤモンドプリンセスのような高速客船はフィンスタビライザーで十分対応可能で、とても快適な生活をすることができました。

右がダイヤモンドプリンセス(11万6千トン)、左が日本船籍最大（5万トン）の飛鳥Ⅱです。
世界最大の客船はオアシスオブザシーズで22万トンとのことです。