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健康な人は、血液中に少量のインスリンが常に分泌(基礎分泌)され、さらに食後に血糖値が上昇すると大量のインスリンを分泌(追加分泌)することで血液中のブドウ糖の量が一定に保たれるよう、血糖値の調整が行われています。
糖尿病とは、このインスリンが非常に不足しているかまたは全くないため、この調整ができなくなることです。
そこで、インスリン製剤を自己注射して体の外から補って、糖尿病のない人と同じ血糖値の変動パターンに近づけて血糖管理を図るのがインスリン療法です。
現在では、様々な製剤や方法がありますので、自分の状態やライフスタイルにあった方法がきっとみつけられます。
もともとインスリンを分泌する量が欧米人に比べて少ない私たち日本(アジア)人が、欧米化した食生活や食事を多くとりすぎれば、糖分の処理が追いつかなくなり、血糖値は上がりっぱなしになります。
この状態が休むことなく毎日続けば、必然的にすい臓のインスリンを分泌する力はさらに衰えることになるのです。
最近、フラの勉強仲間の知人が、心不全で亡くなりました。
彼女は、インスリン療法を数年やっていた方でした。
彼女のご冥福をお祈りするとともに、健康に暮らすためにも、食生活を含めた生活そのものを見直すことの大切さを感じるのです。