TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 大森貝塚遺跡庭園
平成8年4月に開園した大森貝塚遺跡庭園には「大森貝塚碑」やモース博士の胸像、貝層の剥離標本などあり、縄文時代・大森貝塚について学習できるようになっています。
大森貝塚は明治10年(1877)にアメリカから来日した動物学者エドワード・シルヴェスター・モース(Edward Sylverster Morse 1838~1925)によって発見された貝塚で、日本で最初に学術調査が行われたことから「日本考古学発祥の地」と言われています。
縄文時代後期は寒冷化に伴う環境の変化により、木の実、動物などの食料が減少した時代です。
さらに東京、神奈川一帯では箱根山の噴火や富士山の噴火が長期化したため食料の確保が難しくなり、それに伴い急激な人口減少が起きています。
そのため東京、神奈川では縄文時代晩期の遺跡はほとんど見当たらないのです。
その際、寒冷化に伴う食料資源の減少が少ない海産物を中心に食料の確保をしたため、この貝塚ができたとされています。