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吹きガラスとは、ステンレス製などの吹き竿に溶かしたガラスを巻き付けて、ストローの要領で口から息を吹き込んでガラスを成形する技法です。
その起源は紀元前1世紀頃にまで遡り、フェニキア人のガラス職人によって開発されたのが始まりだと言われています。
吹きガラスの魅力は、ガラスの温度やその日の湿度などの環境、息の吹き込み方などの違いによって個性豊かなガラス作品となり、「一つとして同じ作品にならない」という点が挙げられます。
硬いガラス素材を柔らかくするために 1,000℃ 以上に熱し、水飴のように柔らかく溶かして、さまざまな形に加工します。
型を使わないため、息の強さ(量)や重力の影響を受けやすく、出来上がった作品に「手作り感」がもたらされます。
今回体験した琉球ガラスは明治時代中期ころ始まり、第二次世界大戦を経てガラス不足から駐留米軍による廃瓶を再生ガラスとして工夫し、新たな製品が誕生しました。
1972年5月15日 沖縄が米国から日本に返還されると、沖縄観光ブームが起こり、土産物として注目されるようになったのです。
着色料の開発や原料ガラスの使用により、種類も増えていき、1998年には琉球ガラスは「伝統工芸品」として指定されました。
今回のツアーには、この琉球ガラスの体験が入っていたので、皆で収録の合間に体験会に参加して、グラスを作って来ました。
高温のガラスを扱うので、3人のスタッフが丁寧に指導してくれて、マイカップを手にすることが出来ました。(*^^)v