TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ホタテ貝
ホタテの輸出が話題となっていますが、ホタテ貝は日本の東北以北の浅い砂地に生息するイタヤ貝科の大型の二枚貝で、1854年にペリー提督が函館から持ち帰り新種登録されました。
英語でscallopはイタヤ貝科の貝の総称で、ホタテ貝は Japanese scallopです。
ホタテ貝はイタヤ貝の仲間ですが、イタヤ貝が雌雄同体なのに対してホタテ貝はオスとメスがいて生殖腺の色(白-雄、橙色-雌)で見分けられます。
また、ホタテの貝柱はイタヤ貝より一回り大きく、わたしたちが小柱と言って食べているのがイタヤ貝の貝柱です。
ホタテが寒流を好むのと違いイタヤ貝は暖流を好む傾向にあります。
アメリカイタヤ貝は近年、中国で養殖され、大連には大きな養殖場があります。
韓国の黄海側でも養殖され가리비(カリビ ホタテガイ類)として売られています。
ちなみにビーナスの誕生の貝はヨーロッパイタヤ貝で、貝殻の筋が深いので、ホタテ貝と区別できます。
ホタテは円安の影響で輸出が伸びたため、国内で品不足となって国内販売価格が上昇しているのです。
これを機会に日本国内でもホタテを安く安定した価格で食べられるようになるといいですね。