TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > フランス人権宣言
フランス人権宣言は1789年8月26日フランス憲法制定国民議会が可決したもので、正式名称は「人間と市民の権利の宣言」です。
人間と市民の区別があるように見えますが、人間でありかつ市民である者の意味で、人間とは白人男性で、市民とは選挙権と公的な職業に就く権利を持つ者です。
女性や奴隷、有色人種などの権利は考慮されていなかったのです。
当時のフランス語で「人間」を意味する言葉「Homme」は、同時に「男性」という意味でも用いられていました。
このことからもわかるように、「フランス革命」が起きた後も、女性「Femme」を「人間」として扱わない意識は残っていたのです。
フランス人権宣言が発表された後も、女性は選挙権を与えられず、「市民」としても認められないなど、権利が抑制された状態が続きました。
フランスは世界に先駆けて 1848年に男子普通選挙を実施した国であるにも 関わらず、女性の参政権確立は第二次世界大戦後の 1944年とヨーロッパの中ではかなり遅かったのです。
ちなみに、日本では1945年に女性にも参政権が与えられました。
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