Pua Mae ‘Ole Hula Studio | 日記 | 地下鉄車両の非常口

地上を走る電車の場合、非常口は車両の側面に設けられていますが、地下鉄車両の非常口はどこにあるのでしょうか。

地上を走る電車には「非常口」と表示された扉があり、幅は40cm、縦が120cm以上で、大人1人がかがめば通り抜けられる大きさと決められています。
 
また、その付近に段差や突起物がないこと、外開き戸か引き戸とすること、非常時には手動で動かせ、自重で閉まらないこと、扉が開くと自動的に点灯する灯火を設けることといった決まりがあります。
 
一方、地下鉄の非常口は、先頭車両の前面に設けることになっていて、そこにドアがついているのです。
 
というのも、地下鉄のトンネルは、一般鉄道のトンネルに比べて幅が狭いため、車両側面に非常口を設けると、かえって車外へ降りにくいからです。
 
そこで、前面に設けられた非常口から梯子を使って車外へ出て線路上を歩いて避難するのです。
 
そのため、一般鉄道の車両でも、地下鉄と相互乗り入れする車両は、先頭の前面にも非常口が設けられているのて注意してみてみましょう。

同じように見える鉄道のトンネルでも、地下鉄用と一般鉄道用では規格が違うのです。