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私達は光を青・赤・緑の三原色に分解して色覚として色彩を識別していますが、女性の2~4%はこれに加えて黄色を識別できる錐体を持っている四色型色覚であると言われています。(男性はほぼいません。)
三色型色覚では三原色とその組み合わせで約100万色の色を識別できますが、四色型色覚では1億色の識別ができます。
女性に四色型色覚が出現するのは子育てのためで、子供の顔色の状態から健康状態を類推するためです。
逆に、青と赤の二色型色覚を持つ人は日本人男性の場合5%、女性では0.4%と言われます。
哺乳類は恐竜全盛期の中生代に現れましたが、活動するのは主に夜のため二色型色覚が基本でした。
恐竜が絶滅して、哺乳類が昼にも活動するようになって緑を識別する女性が出現し、男性にも遺伝として伝わったのです。
色を識別する遺伝子は性染色体のX遺伝子上にあります。
現在は三色を識別する遺伝子を持つ人が主流ですが、徐々に四色を識別する人が増えていくものと思われます。
ファッションなど女性が興味を持つものは色彩豊かなのも、四色型色覚の人がいるせいでしょうか。
また、未来のテレビは三原色ではなく四原色になるのかも知れません。