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大雨や台風、地震と心配は尽きませんが、こうした災害には、ある程度の食料・水・生活用品・薬等などの備蓄と、情報機器が必須になってきます。
昨今は電気自動車が人気ですが、AMラジオを搭載していない車種が見受けられます。
AMラジオの受信電波に対してEV(電気自動車)やHV(ガソリンと電気のハイブリッド)の電動モーター駆動装置から発せられる電磁波による干渉が原因とされています。
EVやHVではバッテリーは直流でモーターは交流であるため、インバーターという機器でで電流を直流から交流に変換するとともに電流と電圧をコントロールしています。
ところがインバーターからは電磁波が発生し、ラジオのノイズとなってしまいます。
対策には相応のコストが掛かるため大半のEVはAMラジオの装備自体を見送っています。
メーカーはAM放送がなくても他に補完するシステムがあり問題ないと言っていますが、規制官庁からはAM放送は災害時には最後まで活用できる情報機器であり、受信機の提供は必要といっています。
ラジオ付き懐中電灯の常備を義務付けるなどの対応も、必要という気がします。