TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 英国王戴冠式
5月6日に英国王チャールズ3世の戴冠式がありました。
ところでチャールズ1世は絶対王政を強めて議会と対立を深め、1642年の清教徒革命でクロムウェルの議会軍に大敗して1649年に処刑されました。
1660年に即位したチャールズ2世は艶福家で認知しただけでも14人の庶子がありました。
3世は後世にどのように呼ばれるのでしょうか。
英王室は公式行事に軍服を着用するのですが、英海軍はロイヤル・ネービーで英空軍はロイヤル・エアホース、それに対して英陸軍はブリテッシュ・アーミーです。
これは海軍・空軍が国王大権に基づく国王の常備軍であるのに対して、陸軍は立法府である議会の許可に基づいて臨時に召集・編成されているからです。
1688年の名誉革命により権利の章典が成立して、イギリスでは議会の許可なく平時における常備陸軍(peace-time standing army)を編成することが禁止されました。
現在においても一定期間(5年)ごとに「臨時に」陸軍を編成する許可を議会が可決しています。
350年間にわたり臨時が延々と続いているのが英国なのです。