TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ハワイの水事情
火山が噴火してできたハワイ諸島は、地下の火山岩の空隙に雨水がしみ込んで巨大な天然の貯水池となり、比重が重い海水の上に浮かんで淡水として存在しています。
ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島等の島々があり、ハワイ島には4000m級の火山、他の島々も高い山々があります。
11月から4月頃までは雨季で北東からの貿易風が吹き抜け、島の北東部は雨が多く森が広がり、南西部はフェーン現象によって乾いた風となり緑が少なめです。
ハワイ諸島の水道は地下水に多く依存しており、オアフ島では汲み揚げ過ぎにより塩分が高めになるところが発生しています。
また、標高1500フィート(458m)以上には公共水道を供給しない(勝手に住んでいるから行政に義務はないとの考え方)とのことです。
そのため、オアフ島ではホノルルの北にあるタンタラス地区で約110世帯、ハワイ島では約8000世帯が雨水を利用しています。
ペンキ由来の鉛汚染や枯れ葉や鳥の糞が入って下痢や腹痛などに衛生的問題に悩む家庭もあります。
雨水利用の場合は飲料水としての水質は自己責任ということです。
ホノルル市の水道局によると人口が増えてはいますが、住民が節水に務めているため全体の使用量は減ってきているそうです。
しかし、気候変動による降水量の減少傾向、海面上昇による淡水と海水の地下水バランスの変化や埋設水道管の腐食等の問題があるため、「再生水の利用」や「海水淡水化装置の導入」等も検討されています。
🌺東京ダンスヴィレッジは、ダンスパーティーでした。