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大阪湾のマッコウクジラに続いて、東京湾にザトウクジラが表れたとのニュースがありました。
日本の父島やハワイ諸島でのホエールウォッチングはマッコウクジラやザトウクジラが主な対象です。
マウイ島でよく見られるのは、ザトウクジラで冬のハワイ近海で半年の間に出産、子育てをするのですが、その間には食事を摂りません。
夏にアラスカに移動して大繁殖しているオキアミなど食べて脂肪を蓄えているのです。
父島近海で繁殖する群れはアリューシャン列島・オホーツク海・カムチャッカ半島沿岸で夏を過ごします。
南極海にいる群れはオーストラリア・タヒチ・トンガで夏を過ごすので、北半球と南半球の群れは交流がありません。
それどころか日本近海とハワイ近海の群れも集団間では交流がほとんどないのです。
東京湾に進入してきた個体があるという事は、小笠原諸島近海の集団が大きくなって個体数が増している証拠かも知れません。🐋