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江戸時代までは元日の恵方詣りのほか、正月月末にかけて信仰対象の初縁日(初卯・初巳・初大師など)に参詣していました。
関東では、1872年(明治5年)の東海道線開通により、従来から信仰のあった川崎大師へのアクセスが容易になり、それまでの恵方詣りとも縁日(21日の初大師)とも関係のない川崎大師への正月参詣を「初詣」と言って行うようになりました。
鉄道網の発達に伴い、京成電鉄が成田山新勝寺、京浜急行が川崎大師に大量に人を運び年々盛んになりました。
俳句の季語に「初詣」が採用されたのは明治末期であり、実際に「初詣」を詠んだ俳句が登場するのは大正時代以降のことなのです。
関西では、もともと恵方詣りは元日よりも節分に盛んに行われていたため、「初詣」が正月行事の代表として定着したのは大正末期以降です。
我が家では今年も成田山に初詣です。