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排気ブレーキとは、軽油を燃料として走るディーゼル車両に搭載される、補助的なブレーキ機能で主に車両総重量3.5トン以上のトラックやバスに装備される補助ブレーキとなっています。
排気ブレーキがオンの状態で運転手がアクセルペダルから足を離すと、エンジンから伸びた排気管の途中にある弁が閉じた状態となります。
排気ブレーキが作動すると、エンジン内で発生した余計な気体はスムーズに外へ逃げることができません。
排気ブレーキを効かせることで排気部分の圧力が高まり、エンジン内にあるピストンの往復運動を弱められます。
これらの仕組みによって、排気ブレーキはフットブレーキとは異なる作動原理で車体を減速させるのです。
ガソリンエンジンは、 ディーゼルに比べてエンジンブレーキの効果が強くでるので、排気ブレーキは付いていないのです。
そもそもガソリンエンジンは吸入空気量の増減で出力の調整をしており、ディーゼルエンジン車は噴射する燃料の量で調整される違いがあるのです。
ディーゼルエンジン車は吸入空気の量の変化がないのでエンジンブレーキの利きが弱く、排気ブレーキが必要になるのです。
一度事故が起きれば、大惨事になる可能性の高い大型車・観光バスなどは、特に知識と経験が大切と、強く思うのです。