TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 弾道ミサイルって何?
朝食の時間に、北朝鮮の弾道ミサイルで、Jアラートが鳴りました。
ミサイルとは、ロケットエンジンやジェットエンジンを推進力として、目標に向かって飛ぶ兵器であり、目標破壊のための弾頭、飛行制御のための誘導制御部などから構成されています。
このうち弾道ミサイルは、主にロケットエンジンで推進し、発射後、上昇しながら速度を増しロケットが燃え尽きた後はそのまま慣性で飛翔するため、放物線を描いて目標地点に到達します。
弾道ミサイルは、空気が非常に薄く、抵抗が少ない大気圏の高層や宇宙空間といった高々度を飛行するため、同じエネルギーでもより遠距離に到達することが可能で、大気中を飛行する航空機や巡航ミサイルよりも高速となります。
このため、一般的には、「長射程」、「高速」、「高々度」などの特徴を有する。
射程:東京・朝鮮半島間約900km、東京・ハワイ間約6,400kmにとどきます。
速度:秒速約3km(マッハ約9)に達します。
高度:最高高度は約300kmで、ちなみにハワイ行の旅客機の飛行高度は約10kmです。
このように、遠距離から発射され、高々度を超高速で飛行する弾道ミサイルを探知することは非常に困難であり、また、極めて短時間で目標に到達することから、仮に探知できた場合でも、対処のために許される時間は極めて限定されてしまうのです。