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英国のエリザベス女王の国葬がテレビ中継されました。
イギリス国王の葬儀を司祭するのは英国国教会の大主教と定められています。
イギリス国王はステュアート家の血を引いている者でキリスト教徒であり、プロテスタント信仰であることと、王位継承後はイングランド国教会・スコットランド国教会に帰属することとされています。
英国国教会はプロテスタントに分類されることもありますが、他プロテスタント諸派とは異なり、教義上の問題でなく、ヘンリー8世の離婚問題が原因となってカトリック教会から分裂したため、カトリックの教義自体は否定せずに典礼的にはカトリック教会との共通点が多いのです。
立憲君主制である英国の統治者である国王は教会の首長(Defender of the Faith、直訳は『信仰の擁護者』)でもあるということが最大の特徴です。
そのため大主教は国王によって任命されます。
また、英国議会の上院である貴族院には26人の聖職貴族が議席を有しており、国政にも参加しています。