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佐渡島で繁殖させ、野生に放鳥している日本のトキは、中国から譲られた5羽(最初に2羽、後に3羽追加)から増やしたものです。
日本のトキは、すべてこの5羽の子孫であり、兄弟姉妹か、従兄弟同士が交配していることになります。
新しい遺伝子を導入するため2018年に中国から追加で2羽の新たなトキが提供されました。
しかし、そもそも中国も、7羽しか残っていなかったところから増殖させたものです。(現在中国に4000羽程度。また韓国でも繁殖させており、400羽程度います)。
つまり、遺伝子的には中国の7羽につながっています。
環境省は日本で成熟個体1000羽をめざしていますが、似たような遺伝子で鳥インフルエンザ等への耐性など心配は尽きません。
ところで、サラブレッドは3大始祖と呼ばれるアラブ種の馬から改良されました。
語源は thorough [ 完璧な、徹底的な ] + bred [ 品種 ] で人為的に完全管理された血統を意味し、ここから「名家の出」「名門の出」の比喩としても用いられます。