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植物の進化というと、海から陸に上がった際に「苔→シダ→草→木」と小さいものから大きくなったと考えてしまいます。
しかし、”草”のような”草本性”の植物が誕生したのは、恐竜時代の終わりである”白亜紀後期(約1億4,500万年前〜6,600万年前)”であり、”木”の誕生よりも後になります。
恐竜時代は気温も高く、光合成に必要な二酸化炭素濃度も高かったために、植物の成長が盛んに行われ巨大化しました。
そして、巨木についた”木の葉”を食べるために恐竜も巨大化し、さらに”木”も恐竜に食べられないように巨大化していきました。
このように”木”と”恐竜”は、共に進化をしたのです。
さらに、植物は”シダ植物”から”裸子植物”や”被子植物”へと進化しました。
白亜紀後期になると大陸は分裂し、気候の大変動が始まり環境が不安定になると、植物はゆっくりと巨木に成長する余裕が無くなります。
そのため、短い期間に成長して花を咲かせ、種子を残して子孫を繁栄させる”草”が誕生したのです。