TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > マヒマヒ(シイラ)
クイズ番組で、魚の名前で「シイラ」を知らない人が沢山いました。
ハワイ語では「マヒマヒ」といって、フィッシュチップでおなじみです。
ハワイでは高級魚として扱われるマヒマヒのフライやソテーですが、「シイラ」は色の薄い赤身魚で日本での旬は夏(7~9月頃)とされ、秋は脂がのって旨味が増します。
筋肉質で脂質が少ないことから、鮮度の保持が難しく傷みが早いため、日本では全国的な流通はしておらず産地以外では味の評価が低く、魚肉の練り製品の原料に使われることが多いのです。
日本でのシイラの漁法はシイラ漬といって、海面の浮遊物に集まるシイラの習性を利用し、シイラ漬(漬木)という漁具を海面に設置してシイラなどをおびき寄せ、まき網(旋網漁業)あるいは釣漁業によってこれを捕獲する漁業です。
漬漁業は南方から日本に伝来した漁法で、主に鹿児島県から新潟県にかけての対馬海流域と黒潮域の高知県で行われています。
クルーズで日本近海を航海しているとシイラ漬けを見ることができます。
ハワイでのシイラは1960年以降の観光フィッシュングに始まり、白人観光客のウェルカム料理とされました。