TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 亜麻仁油
健康に良いとのことで亜麻仁油が人気ですが、亜麻の種(仁)から採れる油です。
亜麻(アマ)の茎から取れる繊維や織物のことをリネンといい、現在の日本で流通している麻製品のほとんどは、亜麻から作られたリネンなのです。
リネンの織物は吸水・発散性に優れている上、汚れが落ちやすく、丈夫で洗濯にも強い素材です。
アオイ科の一年草の黄麻(コウマ、別名インド麻とも)の茎から取れる繊維がジュートで耐久性にはやや欠けますが、毛羽があるため保温性が高く、伸びにくいため導火線やカーペット等に使われます。
なお、近縁種のシマツナソも繊維原料になり、海外では同じく「ジュート」と呼ばれ、若葉が食用の「モロヘイヤ」です。
一年草の麻(アサ、大麻草とも)の茎の皮から取れる繊維がヘンプで繊維が固く、チクチクとした刺激がありますが、通気性・吸水性に優れます。
日本で古くから使われてきたのがヘンプで、天皇即位の大嘗祭の衣服や神道の祓い具の大麻(おおぬさ)やしめ縄等の伝統的行事に使用されます。
麻と言っても色々な種類があり、また大麻草にも薬用型、中間型、繊維型の3つの品種があります。