TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ドニエプルコンビナート
ソ連の時代に、ソ連を代表するコンビナートといえば、ウラル地方の鉄鉱石とクズネツク炭田が結合した「ウラル・クズネツク・コンビナート」とウクライナのドネツ炭田とクリボイログ鉄山(ドニエプロペトロフスク州)が結合した「ドニエプル工業地域」でした。
石炭は、ドニエプロペトロフスク州、ドネツク州、ルガンスク州にまたがって広がるドネツ炭田で、鉄鉱石は、ドニエプロペトロフスク州、ザポロジエ州、ポルタヴァ州が主たる産地です。
そして、これらの資源基盤に隣接する形で、鉄鋼業が東ウクライナの各都市に集積しているのです。
ウクライナはその国旗が示すように農業国というイメージですが、国の東部は工業地帯なのです。
2021年の鉄鋼生産量の世界順位は、中国、インド、日本、米国、ロシアと続きウクライナは14位なのです。
ロシアはドネツク州、ルガンスク州を併合すれば、米国を抜いて日本に匹敵する生産量となります。