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私たちが物を見るときには、その対象物の距離に応じて、自動でピントを合わせています。
ピント調節に関係するのは、眼の中でカメラのレンズのようなはたらきをする「水晶体」と、その周りの筋肉である「毛様体筋」です。
毛様体筋を緊張させたり緩めたりすることにより、水晶体の厚みを変化させて、ピントを調節しています。
一般的な老眼は、加齢によって水晶体が硬くなったり、毛様体筋が衰えたりすることでピント調節機能が低下した状態ですが、スマホ老眼は、至近距離でスマートフォンなどを見続けることにより、毛様体筋が凝り固まって、ピント調節がうまくできなくなってしまった状態です。
私たちの眼は、本来遠くが見やすく、近くを見ると疲れやすい構造です。
特にスマートフォンなどの操作では、パソコンなどの操作時よりもさらに近い距離で、小さな画面をつい長時間凝視してしまいがちです。
そのため眼に大きな負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすいといえます。
スマホ老眼を放っておくと、見えにくいだけでなく、集中力の低下やいらいらを招き、肩こりや頭痛などの全身症状が出ることもあります。
疲れを感じ始めたら目の周りを温めると血行が良くなり、毛様体筋の緊張がほぐれます。
また、百均で売っている+2度の老眼鏡をつけて2~3m先をぼーっと1日あたり5分ほど見るのも効果があるそうです。