TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ハワイの美しい伝統・習慣 その4
☆レイを贈る
レイは元々自然の霊が宿るもので、それを身に着けると”魔除け””厄払い”的な意味で利用されていました。また、病気の人が海藻で作ったレイを身に着けて、ヒーリングパワーにより、病気を治癒できると信じていたそうです。
レイには、王様など位の高い人が身に着ける、鳥の羽で作ったものや、漁師・猟師が自分で採った獲物の骨などで作るレイもあります。
一般には、花などの素材を手で集め、それを一つ一つ針で通して作る手作業ですから時間もかかり、作り手の贈る人に込めた愛と感謝や癒しの思いが、込められています。
ですから、贈られたレイをくださった人の前で外してしまうのは、最も失礼に当たることを覚えておきましょう。
レイが枯れてしまったら、ごみ箱に捨てるのでなく、土に埋めてたり木にかけて自然に返す様にしましょう。
こうした、手間をかけて相手を思う事、自然に感謝する姿は美しい習慣と言えるでしょう