TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 伝統芸能 フラ
「フラ・アウアナ」と呼ばれるスタイルが登場したのは、約150年前ウクレレなどの西洋の楽器がハワイに持ち込まれてからの事です。
それ以前の何世紀もの間ずっと伝え守られてきたフラの源流が、古代ハワイアンのフラ
「フラ・カヒコ」です。
歌(チャント)と踊りを合わせて「フラ」と呼びます。
ハンドモーションには全て意味があり、即ち踊りにはストーリーがあるのです。
ですから、曲の内容をよく理解して表現することが大切です。
19世紀以降、ハワイ王国第七代の国王ディビット・カラカウアによって、それまで禁圧されていたフラが復活して、時代と共に変化・発展してきました。
フラ・カヒコ(Kahiko)は、ハワイ語で「古い・古代の」という意味があります。
ハワイの自然や神・首長への讃歌や、儀式や奉納として伝統的なフラの総称です。
フラ・アウアナ(Auana)は、ハワイ語で「漂う・さまよう」「正道をそれる」の意味があります。
フラ・アウアナは、西洋文化と共に入ってきた楽器の伴奏で、新しいスタイルの表現も加わり、変化・発展を続けてきました。
ですから、フラは親しみやすいアウアナに留まらず、何世紀もの間継承されてきたカヒコを大切にするハワイの文化を理解しなくてはいけないのです。