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10日(日)に常夏のハワイでも発達した低気圧の影響で、ハワイ島のマウナケア、マウナロア、またマウイ島のハレアカラといった山々が雪化粧しました。
オアフ島ノースショアでは18メートルの波となり、ホノルルでは樹齢100年の大木が倒れ、道路が冠水するなどの被害がでました。
雪と嵐の原因は「コナ・ストーム」と呼ばれる低気圧です。
コナ・ストームとは、冷たい空気を伴って、ハワイの北西から接近してくる低気圧で、長い期間にわたって悪天を引き起こすことがあります。
主に冬の間に出現することが多く、平均で年に2~3回ほど現れては、大雨、山雪、強風、雹や水上竜巻などを発生させます。
1980年1月のコナ・ストームは、ハレアカラに3日間で1,270ミリもの雨を降らせ、2008年12月のコナ・ストームは落雷でオアフ島全域に停電を発生させました。
日本でいうと1月から4月に日本列島南岸を発達しながら東に進ん行き太平洋岸に大雨や大雪を降らせる南岸低気圧(昔は台湾坊主といっていました)のようなものです。
コナは島の西岸にあり普段は東からの貿易風の風下にあり雨が少ないのですが、コナストームは南西の暴風雨のため西岸に雨をもたらすのです。
月末からオアフ島ですが、低気圧が来ませんように。