TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 飛行機のパイロットは二人
第一世代のジェット機(DC-8やB-707)が出た当時はコックピットに五人乗務してました。
機長・副操縦士・航空機関士・航空士・通信士です。
当時は通信機器も性能が今とは比べ物にならないくらい低かったですし、ILS(慣性航法装置)やドップラーレーダーなどなかったので航空士が天体を観測しながら飛んでいたのです。
その後、航空士と通信士がなくなり、長い間三人乗務が続いていましたが、高度にプログラムされたコンピューターが航空機関士の代わりを行うようになり二人乗務になったのです。
これ以上減らすと、食中毒や急病になった時、トイレに行くときはどうするということで減らせないようです。
海軍の対潜哨戒機などでは、戦術航空士が潜水艦の位置を推定して飛行経路を刻々と決めるので最上級者の機長となります。
パイロットは運転手という位置づけです。
こういう世界もあるのです。