TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 偏西風
今回のハワイ島直行便、行きは6時間でしたが帰りは9時間、ジェット気流の速度は240Km/hとの表示もありました。
ジェット気流は高度10~14Km付近を幅数100Km、厚さ2~3Kmで地球を帯状に取り巻いています。
赤道で暖められた空気は上昇し上空で冷やされて北緯30度付近で下降します。
下降した空気は海面で再び温められ北緯60度付近で上昇、北極で下降してきます。
30度付近と60度付近の上空には上昇した暖かい空気があり、その北側は冷たい空気です。
この温度勾配で風が発生し地球自転によるコリオリの力で西風になります。
暖かい空気と冷たい空気の温度差が大きい冬季は偏西風が強くなるのです。
2本のジェット気流はヒマラヤ山脈で南北に曲げられ日本上空で最も接近します。
そのため日本が世界で一番強い西風の吹いている地域となるのです。