TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ヨーロッパの言語
6世紀イギリスに住んでいたアングロサクソン人は英語を話していましたが文字はありませんでした。
ヨーロッパ本土でも中世フランク王国時代は、文字を読める知識階級は聖職者でその言語はラテン語でした。
キリスト教の布教のためラテン語で書かれた聖書を現地語に翻訳する必要が生まれ、ラテン語にない発音を表す新しい文字が生まれました。
古ラテン文字にはG,J,U,W,Y,Zはなかったのです。
古事記や日本書紀には応神天皇15年(5世紀の初頭)に百済の王仁が論語と千字文を献上したとあり、また、隋書倭国伝に日本への漢字の伝来は538年の百済の聖明王から仏典が伝来したと書かれています。
稗田阿礼が誦習していた口伝を文字にあらわしたのが古事記で、世界どこでも神話の世界は口移しで語り継がれてきたのです。
ハワイは文字のなかった文化と言われますが、ヨーロッパも日本も文字を持ってから1500年ぐらいなのです。
英語も綴りと発音が微妙に違うものがありますが、聞いた音を文字に表したときのズレで当て字だったからです。
ところで
真名とは漢字で、仮名とはカタカナとひらがなです。
ラテン語と欧州各国の言語の関係のようなものなのでしょうか。