TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 海図の作製と黒船
海図には水深、底質などが記載され、航路や錨地として利用できるかが記載されています。
まず陸地の地図を三角測量で作製、陸地に3点目標を定めて船からの角度を測定する三点両角法で船の位置を決定します。
グリースを塗った鉛の重りの測鉛線を下ろし水深とグリースに付着した小石や砂、貝殻などから底質を計測します。
1853年黒船を率いてペリーが日本に来航しましたが、その際伊能忠敬が作成した日本沿海地図の写しを持ってきており、それを基準に江戸湾の水深等を計測して海図を作製しています。
その際、アメリカの地名を付けていますが
横須賀走水港の旗山崎はシーザーにあやかってポイント・ルビコンとされました。
横浜の金沢沖は黒船が錨泊したのでアメリカン・アンカレッジ、横須賀の猿島はペリー島、横須賀湾はサスケハナ湾です。
日本がハワイのようにアメリカに併合されていたらこれらの地名もアメリカ流に呼ばれているのでしょうか。