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リボンレイとは、ハワイの伝統工芸品のレイを、生花を使わずリボンを縫ったり編んだりして作るハワイアンクラフトです。
レイは、香り豊かな美しい花というイメージですが、昔はお守りや魔除けとして身に着けていたそうです。
12世紀頃にハワイに移住してきたポロネシア人たちによってもたらされたと言われています。
その頃は見た目の美しさよりも霊的な力がもとめられていました。
19世紀頃、旅行者によって持ち込まれた花が、レイの材料として使われるようになりました。
1990年代、フラのコンテストや大きなイベントの度に摘み取られる美しい花々の事を悲しく思ったキャロル・ミトさんがリボンで作るレイを考案されたという事です。
「ハワイの美しい自然を守りたい。」「子供たちに美しい自然を残したい。」というキャロルさんの強く美しい思いから誕生したのが、リボンレイです。
ハワイでは、レイは、歓迎・誕生日・卒業式・結婚式などお祝い、愛情・感謝・幸せを願って日々レイを贈り合います。
私も、花びらをイメージしたリボンレイでデコレーションした時計を頂いたので紹介します。
生花やシダの葉を編み込むのは細かい緻密な作業ですが、リボンレイも同じく根気のいる細かい手仕事です。
篤い思いがなくてはでき上らない、作品です。(^_-)-☆