TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 銀行・bank
ボーナスの時期、御歳暮・クリスマス・お正月の用意に、銀行が混んでいます。
お金を扱っているのになぜ銀行というのでしょうか?
日本銀行ができたのが明治19年当時アジアは銀本位制が主流で、日本も経済は銀で決済されていたのです。
越後屋が悪代官に小判を送りますが、金の大判小判は贈答用で決済には用いられていないのです。
開国後西洋の単語が沢山流入して来ましたが当時は漢字の単語に翻訳することが盛んでした。
現在のIT用語は翻訳する間もなくそのまま使用しているので業界以外の人はチンプンカンプンです。
bankを訳すことになったのは福沢諭吉ら当時の学識者で「金行」、「金舗」、「金司」などもありましたが「キンコウ」よりも「ギンコウ」の方が発音しやすいと銀行が採用されました。
「行」とは中国の同業商人組合のことです。
日本は1897年に日清戦争で得た賠償金をもとに金本位制に移行しました。
西洋列強が金本位制だったので脱亜入欧で追いつきたかったようです。