TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 台風と熱帯低気圧
熱帯低気圧が発達して中心付近の最大風速が34ノット(17.2m/s)以上になれば台風です。
実際は風速を連続的に測っていないので、気象庁で推定して台風になったと判断しています。
台風の条件は熱帯低気圧であることと風速が規定値以上であることの2点です。
熱帯低気圧は南の温かい海域で発生し中心は暖かい空気だけです、ここに冷たい空気が入り込むと温帯低気圧になります。
温帯低気圧は台風ではありません。
冬の爆弾低気圧(台湾坊主)は強風が吹きますが温帯低気圧のため台風とは呼ばないのです。
台風は衰えて風速が弱まり一度熱帯低気圧にもどり、再び復活して台風となることがあります。
今年7月の台風12号がそれで、数年に一度は発生します。
台風が温帯低気圧に変化した場合は性質が変化したのであって、風速はかえって速くなることもアリ要注意です。
雨台風、風台風との区別もありますが、台風の基準には雨の量は関係ありません。
写真の富士山にかかる雲は「笠雲」と呼ばれ、地元ではこのくもができると24時間後までに雨が降る確率は70%以上だそうです。
空の上層では、風や雲が発生したり消滅したり常に大きなうねりが地球を覆っているのですね。