TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ムラサキイガイ
スペイン、オランダ、フランス、イタリア料理の食材のムール貝は日本ではムラサキイガイと呼ばれ嫌われ者です。
なぜなら、強い繁殖力で牡蠣棚やホタテの網、船の底に取り付くし、発電所の冷却水の取り入れ口に付着して性能の低下を招くからです。
ムール貝とはイガイ全般を指す名前で、ムラサキ貝とはその中の1種類です。
子供の頃はしゅうり貝と言っていた気がします。
これまでは産業廃棄物として処理に苦慮していましたが、貝殻からカルシュウムを取り出し鶏や牛などの家畜の飼料とする方法が確立されました。
でも、貝料理でもっと食べるようキャンペーンを張ったらよいのではと思ってしまいます。
貝は牡蠣もそうですが、食用にするには貝毒を持たないように海を汚染から守らなければならならず、手間が掛かるのです。
そして養殖物は身が詰まって美味しいのですが、天然物は密生しているせいで小ぶりで痩せていて食用になりません。