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観光バスの事故が続き、バスやトラックのディーゼルエンジンやブレーキの説明がテレビや新聞でなされています。
ガソリンエンジンの出力調整は吸入空気量をスロットルバルブの開度を変化させることによって行います。
昔の自動車にはついていたチョークです。
それに対し、ディーゼルエンジンは燃料噴射量を変化させるのです。
エンジンブレーキは,スロットルバルブの後流側の負圧を利用するのでガソリンエンジンでは良く効きますが、ディーゼルエンジンではエンジンブレーキはほとんど効かないのです。
そのため排気ブレーキといって排気管系の流量を阻害しフン詰まりさせることによってエンジン自体の抵抗を高めているのです。
バスやトラックにはガソリンエンジンが殆んど採用されていませんが、ガソリンエンジンの出力を増やすには気筒数を増やしたり、シリンダ径を大きくし点火栓を増やすなど装置が複雑化する必要があります。
大出力になるほど、ディーゼルエンジンが有利となるのです。