TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > プウコホラ・ヘイアウ
ハワイ島を訪れたなら、戦乱の終わりと統一の始まりと言えるプウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園へ行ってみてください。
ハワイ王国時代を語るうえで数あるヘイアウのなかでも大規模なのがカワイハエにあるプウコホラ・ヘイアウです。
ハイウェイぞいからも見えるこのヘイアウ、今も畏怖堂々たる姿でそびえ立っています。
ここは、カメハメハ大王がハワイ統一の大望を果たそうとしていた頃、戦いの勝利を願って、戦争の神クーに捧げるために作った神殿。
「ここにヘイアウを作ればハワイ統一を成し遂げられる」という神官のお告げにより、カメハメハはたったの一年でこの巨大なヘイアウを作り上げたといいます。
石垣に使われたのは、遠くコハラ山脈の反対側にあるポロル渓谷の川床の石。
重機も車もなかった時代、なんと40kmもの距離を、人から人へ石を手渡しするバケツリレー方式で運んだのだというのですから、その当時、カメハメハはすでにそれだけの人を動かす偉大な権力を持っていたということになります。
元々ハワイアンは文字を持っていませんでしたが、その歴史も、18世紀後半になるとヨーロッパ人が訪れ文字が出来上がり、記録されるようになっていくのでした。
日本の歴史と並行して見ていくと、また新しい興味が湧いてきます。