TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 養殖ふぐと毒
ふぐといえば美味しいけれど毒があるため調理師にも特別な資格が必要と認識していました。
ふぐの毒はふぐが自分で作り出しているわけではなく、毒性を持つプランクトンを貝やヒトデが食べ、それをふぐが食べる食物連鎖の中でふぐの体内に蓄積されたものとのことです。
そのため、天然のふぐは100%毒があるが、餌をコントロールした養殖のふぐは殆んど毒を持たないそうです。
ただし毒を持たない養殖ふぐは養殖生簀のなかで互いにけんかをし傷がついて出荷できなくなるので、毒の成分であるテトロドトキシンを与えることもあるとか。
落ち着いた正常な活動のためには一定のテトロドトキシンが必要なようです。
生き物の活動とは不思議なものです。