TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 谷津貝塚と古銭
津田沼駅前の奏の杜地区は旧石器時代から近世にわたる複合遺跡で特に奈良・平安時代に栄えていました。
上総国府(現市原市)と下総国府(現市川市)とを結ぶ古代東海道沿いの拠点集落の一つで竪穴住居跡450軒以上、掘立柱(ほったてばしら)建物跡240棟以上が発見されています。
谷津貝塚からは古代銭貨が出土しており、7世紀ごろの無文銀銭、7世紀後半の富本銭、8世紀初頭の和同開珎、10世紀中葉の乾元大寳なと多岐にわたります。
谷津貝塚の集落と律令国家の行政組織、貨幣流通の実態などが分かりますが、貝塚というと縄文時代という先入観念から古銭とはなかなか結び付きません。