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北アメリカには素数セミといって13年周期で発生するセミと17年周期で発生するセミがいるそうです。
毎年どこかの地域でセミが大発生しており、地域ごとに発生する年が異なり、2024年は16州にわたり1兆匹が発生する見込みです。
また、13年セミと17年セミの生息地域は異なるのですが、イリノイ州では重複して発生するので、100デシベルと地下鉄構内並の騒音となりそうです。
このような事例は、最大公約数の221年目に生起します。
日本人は蝉の声を風流と聞き、外国人は蝉の声は雑音にしか聞こえないと言いますが、日本の蝉は種類によって鳴き声を違えており、夏から秋にかけて順番に羽化して交雑しない工夫があるのです。
海外の蝉は一斉に羽化し単一の鳴き声なので、発生する年を素数とすることによって交雑を避けているのです。
色々な蝉の声を毎年、風流に聞くことが出来る日本は素敵な国なのです。
ちなみにハワイには、アリやアゲハチョウ、コガネムシ、セミ、カゲロウなど、日本でポピュラーな昆虫がいないのです。