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コレステロールは生命の維持になくてはならない、体の中にある脂質の一種です。
細胞の働きの調節や栄養素の吸収などに関わっており、全身の細胞膜(細胞への物質の出入りを調節する)の成分となります。
また、コレステロールは数種類のホルモンとビタミンDの生成を助け、脂肪の消化を助ける胆汁酸をつくり出す際にも役立つため、体内には一定量のコレステロールが保たれていなければなりません。
「善玉」のHDLコレステロールは、血管にある余分なコレステロールを肝臓に戻す「回収係」の役割を持っています。
HDLコレステロールがコレステロール回収してくれることで、動脈硬化の防止につながります。
一方、「悪玉」のLDLコレステロールは肝臓から全身の細胞にコレステロールを届ける役割を果たしていますが、細胞に必要以上にコレステロールが増えてしまうと、使われずに残った血液の中にある過剰なコレステロールが動脈の壁に次々と入り込み、動脈硬化を引き起こします。
これが、LDLコレステロールが「悪玉」と呼ばれる理由です。
最近ではコレステロール値が高いほうが健康で長生きできるといった、様々な調査報告が出ています。
三大生活習慣病の総死亡率がもっとも少ないのは、総コレステロール値が200~279、総コレステロール値が高くても低くても死亡リスクは高くなるが、低いほうがより高くなります。
それは総コレステロール値が低いほどがん死亡者が多くなるからです。
総コレステロール値160未満は280以上の約5倍程です。
なぜ、コレステロール値が低いほうががんになる危険が高く、コレステロールが高いほうが健康なのかと言えば、コレステロール値が高いほうが、NK(ナチュラル・キラー細胞)活性が高いからです。