Pua Mae ‘Ole Hula Studio | 日記 | 世界の桜

暖かい日が続き、桜前線も北上しています。

USAのワシントンD.C.の桜は日露戦争の講和を斡旋してくれたアメリカ対するお礼として桜の苗木6040本を米国へ贈ったのが始まりです。

又その返礼として1915年にアメリカは日本にハナミズキを贈ってくれました。

いま日本のどこの都市でもハナミズキは見る事が出来ます。

ワシントンD.C.の桜は周囲の地盤沈下と気候変動により2mほど水位が上昇して水に浸かり、枯れ始めたため植えなおしが計画されており、岸田首相は訪米のお土産として、桜の苗木を持って行きました。

世界には日本から贈られた桜が植えられて、美しく花開いて観光地になっている所が多くあります。

カナダ・バンクーバー：1930年代に日系カナダ人戦没者慰霊のため寄贈され、今では街路樹として4万本以上植えられています。
ドイツ・ベルリン：1989年のベルリンの壁崩壊後、その跡地に植えられたもの1000本
スウェーデン・ストックホルム：1998年に天皇陛下からスウェーデン国王に寄贈されたもの100本

台湾・阿里山：日本の統治時代に植えられたもの3000本
韓国・慶州：朝鮮戦争の荒廃からの復興のため在日韓国人から寄贈された5000本
韓国・ソウル：汝矣島公園の1600本
中国・武漢市：東湖の桜花園、日本の占領時代に植えられたものが5000本以上

ところで、染井吉野の北限は北海道中部、南限は種子島で、これは花芽が一度寒気に当たらないと開かないと言う休眠打破という性質のためです。

ハワイにも日系人によって桜が持ち込まれましたが、沖縄の寒緋桜です。