TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > アジアスーパーグリッド(ASG)
内閣府の再エネタスクフォースで資料に中国の国営企業のロゴマークが入っていたと問題になっています。
ASGとはアジア各地に豊富に存在する太陽光、風力、水力などの自然エネルギー資源を、各国が相互に活用できるようにするため、各国の送電網を結んでつくりだす国際的な送電網をつくろうというものです。
EUなどでは各国で電力を融通し合っていますので、そのアジア版と言うものです。
問題は誰が全体の管理をするかということと、周波数の違い、海底ケーブルの容量と言うところでしょうか。
周波数は日本では初期に東日本がドイツ製の発電機を導入したため50Hz、西日本はアメリカ製の発電機のため60Hzになっています。
東日本大震災では周波数の違いのため東西で電力の融通が出来ませんでしたし、同じ60Hzでしたが北海道からも直流送電の容量制限で十分な支援が得られませんでした。
全世界的には60Hzがアメリカ、カナダ、フィリピン、西日本、韓国、北朝鮮、台湾となっており、アメリカと日本の旧植民地が多いのです。
中国やロシア、インドそして東日本は50Hzとなります。