TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 大坂冬の陣
徳川家康は大阪城攻略のためにイギリスから購入した大砲を使用しました。
当時の大砲は弾着しても炸裂するものではなく、射程500mほどで大きな鉄玉が落下してくるだけですが、心理的効果は絶大でした。
今なら、防空壕を掘ればと思いますが、当時はそのような着眼はなかったのでしょう。
1571年のスペイン・ベネチア連合軍がオスマン帝国海軍を打ち破ったレパントの海戦は大砲の性能・射程の差が勝敗を分けました。
また、1588年のイギリスによるスペイン無敵艦隊の撃破も大砲の威力の差です。
家康は世界情勢にも気を配って、大砲の効能を知っていたようです。
大坂冬の陣は1614年、夏の陣は1615年ですが、世界を見回すと1618年からドイツで30年戦争が勃発しカトリックとプロテスタントが泥沼の殺し合いとなりました。
ここでも大筒と小銃が活躍しています。
武器の導入や戦略・戦術はずっと昔から、日本国内だけでなく世界と連動しているのです