TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 沖縄の車エビ
現在、日本で消費されているエビ(大部分はブラックタイガー、バナメイエビなどクルマエビ科のもの)の約80%はアジアの国々から輸入しているため、国産の車海老は高級食材として取り扱われています。
また、車エビのほとんどが養殖物で、特に九州・沖縄での生産が盛んです。
沖縄での車海老の養殖は、1971(昭和46)年頃から始まりました。
沖縄本島(宜野座村、うるま市、八重瀬町など)、久米島、宮古島、石垣島、竹富島、与那国島など、県内各所に養殖場が点在しています。
国内シェアは約30~40%で、20年以上にわたって養殖車海老の生産量日本一を記録しています。
元々、車海老は沖縄近海には生息していませんでした。
車海老は寒さに弱く、冬の間は海底の砂に潜り、餌を食べないのですが、亜熱帯気候で水温が低くならない沖縄の海では、冬も摂食するため養殖に適していたのです。