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ハワイとポルトガルと言えば、マラサダやパニオロ、ウクレレが連想されますが、アメリカの植民地であるフィリピンはスペイン語圏であり、なんでポルトガルなのと疑問がわきます。
19世紀中頃まで捕鯨船の中継基地として栄えたハワイ王国でしたが、経済は砂糖産業へと移行して行きました。
アメリカ本土で砂糖の需要が上がり、ハワイでは多くの労働力が必要となり、世界各国から製糖産業に従事する移民を集めました。
日本、韓国、中国、フィリピン、プエルトリコなどの移民達の他に、ポルトガルからの移民も大勢いました。
ポルトガル移民のほとんどは大西洋のアゾレス諸島から来た人たちでした。
アゾレスの捕鯨漁民の優秀さと勤勉さがハワイでも知られていたからです。
ポルトガル移民は1878年に初めてハワイに入植しました。
日本からの移民は1868年の明治元年です。
しばらくすると砂糖農園の外へ出て色々な職業につく人も出始めましたが、消防士と警官は体格のせいもありますがポルトガル人の独占職だったそうです。