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世界に2万種の蝶がいますが、ハワイの固有種の蝶は「カメハメハ・バタフライ」と「コア・バタフライ」の2種しかいません。
蝶の幼虫が食べる植物は種によって限定されていため、食べる事の出来る植物がないと定着できないのです。
「カメハメハ・バタフライ」の幼虫はマーマキの葉を食べ、「コア・バタフライ」の幼虫はコアの花を食べて育つのです。
その他の蝶は、植物と共に18世紀以降に帰化したものなのです。
日本のアゲハ蝶(ナミアゲハ)は日本ではミカンやサンショウなどのミカン科植物を食草としていますが、ハワイではレモンやオレンジなどの柑橘類の葉を食べます。
1971年にオアフ島で、1974年にマウイ島で確認され、競争相手がいなかったので瞬く間に拡大して、侵略的外来種に指定されてしまいました。
ところでナミアゲハより鮮やかなキアゲハはセリ、ハマウド、シシウドなどのセリ科植物を食草としています。
パセリを食べている黒に白い筋の入ったイモムシはキアゲハの幼虫です。
写真は カメハメハ・バタフライ です。