TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 関東ローム層と蕎麦
関東ローム層は富士山が関東西側の、浅間山・榛名山・赤城山などが関東東側の火山灰が積もったものと習いました。
最新の研究では顕著な火山活動が起きていない時にもローム層が形成されていることから、火山灰が直接積もったものではなく火山近傍の裸地から風によって舞い上げられた火山性の細粒子が堆積した「風塵(レス)」であるとされています。
春に中国から黄砂が運ばれてくるように、日本国内でも土埃が運ばれていたのでした。
関東ローム層には、作物の生育に必須であるリンが不足しており、武蔵野台地ではやせた土地でも育つ蕎麦が唯一育てる事の出来る穀類でした。
一方荒川の氾濫原が広がる東京低地は荒川によって上流から運ばれた沖積土からなるため、野菜を育てる事が出来、小松菜が有名になったのです。