TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 馬喰町Bakurocho
いつも総武快速線を利用すると、気になる駅の名前。
江戸時代には幕府の中に『馬労(博労)』(バロウ・バクロウ)という役職を与えられた役人がいました。馬喰町はこの『馬労』に由来します。
『馬労』(バロウ)とは馬や牛の売買の仲介人のことです。各地の馬の市場へ出向き、馬を競り落とし、転売する仕事です。
馬労は『博労』(バクロウ)という言葉から来ています。博労には獣医という意味もあり、これは中国の『伯楽』という言葉が由来です。
『伯楽』とは中国春秋時代にいた馬を見分ける名人の名です。これが転じて馬の良否を見分ける者を『伯楽』(ハクラク)と呼ぶようになり、日本に伝わりました。
江戸時代の『馬労』という役人の名は『伯楽』⇒『博労』⇒『馬労』と転じてきたわけです。
1657年の大火の後、関東郡代の屋敷や旅館が建てられ、土産物の商いや隣の横山町の問屋街の影響をうけ、ここ馬喰町も問屋街として、発展してきました。