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雨がちで天候不順な日が続きますが、北の冷たい高気圧と南の温かい高気圧がせめぎあっているためと言われます。
温かいと言えば軽くなって低気圧になるのかと思っていましたが、温かい高気圧もあるのです。
気圧が高いということは上に背負っている空気が重いということなのですが、おなじ重い空気でも重さの理由はまったく違います。
大陸性の冷たい高気圧はシベリアの大地で冷やされた冷たい空気のカタマリで冷たい空気は比重が重いため結果として高気圧になっているものです。
地面に接する部分で冷やされた空気なのでペターっとしていて背が低く、上空3000mも上がればいなくなってしまいます。
いっぽう海洋性の暖かい高気圧は中国大陸で暖められたり偏西風波動などでできたカラっとした暖かい空気のカタマリで「移動性高気圧」といいます。
暖かい空気は比重が軽いので気圧は低くなりそうですがとにかく沢山の空気がすごい高いところまで詰まっているので高気圧になっています。
つまりこっちは量で勝負で天気図のカタチもぱんぱんの丸い形になります。